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アニメーション大国日本の力を示す超本格的な国際映画祭
数からいっても質的にいっても日本のア二メーションは世界のトップランナーだ。
しかし、いままで最先端のアニメーションを世界中から集めた本格的な映画祭が行われたことは実質的になく、昨年の「ANIAFF あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」がほぼ最初となる。その第2回となる同フェスが11月13日~18日に開催。国際長編コンペティション部門には世界33の国と地域から67作品も応募があり、その中で厳選された9作品が上映される。
共同制作が多いのが特徴。しかも、世界12カ国が関わる力作ぞろいで、その半分はアジアの国が関わっている。この映画祭は、最新のアニメーションを紹介するだけでなく、日本のアニメーションがもっと世界の映画祭で賞がとれるように、日本の才能が世界で活躍できるようにという意図でも企画されている。そのため、アニメクリエイターが仕事として活躍できる媒介をしたり、アニメのマーケットを広げる努力もしている志の高い映画祭だ。
新しい作品だけではなく本誌読者が興味を示しそうなのが、「出崎統監督特集」と「神山健治監督特集」。出崎監督の劇場版『エースをねらえ!』『あしたのジョー2』『SPACE ADVENTURE コブラ』『ゴルゴ13』、さらにはテレビ版『ベルサイユのばら』『宝島』『冒険者たち ガンバと7匹のなかま』『ルパン三世バイバイ・リバティ・危機一髪』『ブラック・ジャック』など。これがフルスクリーンで見られる機会は少ないので貴重な上映となる。

神山監督作は『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』『攻殻機動隊』の3作などがオールナイトで上映される。他にも招待上映、カンファレンス、アニメ人・会社との交流の場などがあり、盛りだくさんの6日間だ。
最後に、国際長編コンペティション上映の9作品をあげる。「アナ⁻通りすがりの街で⁻」(ブラジル、ポルトガル、フランス)、「CHERRY AND VIRGIN」(日本)、「ジュリアン」(アイルランド、ルクセンブルク、カナダ、デンマーク)、「寒夜灯柱」(中国)、「魔法の星図」(シンガポール)、「花緑青が明ける日に」(日本、フランス)、「オービット・オブ・ザ・マイナー・サテライツ」(アメリカ、日本)、「サノバビッチ」(ブラジル)、「シャシャ・ザトゥーナ」(フィリピン、フランス)以上だ。

“アニメーションの未来と過去が見える”世界最大級のアニメーション映画祭は、名古屋駅近くの「ミッドランドスクエアシネマ2」と「ウインクあいち」で開催される。
ジェネラル・プロデューサー:真木太郎氏コメント
第1 回のANIAFF は内外からの多彩なゲストを多く招くことで、アニメーションの持つ多様性と国際性を改めて感じることが出来ました。コンテンツビジネスの中でのアニメーションのポジションを更に力強いものにしたい、という私たちの想いをどうか共感いただきたいと思います。このANIAFF を世界に名だたる国際アニメーション映画祭に押し上げていただけるようよろしくお願いいたします。
フェスティバル・ディレクター:井上伸一郎氏コメント
第1回ANIAFF では数多くの出会いがありました。審査員のひとりとして来日した国際アニメーション・フィルム協会「ASIFA-Hollywood(アシファ・ハリウッド)」のエグゼクティブ・ディレクター、オーブリー・ミンツさんとは、ふたりで基調講演となるトークセッションを行いました。日米のアニメ界の共通の課題、異なる問題などを確認できました。ディレクターズ・フォーカスの細田守監督が登壇した「サマーウォーズ」上映後のトークセッションには、同作で主演声優をつとめた俳優の神木隆之介さんをサプライズ・ゲストとしてお呼びすることができました。映画祭の期間中は国内外のゲストの皆様と様々な場所でお話しする機会に恵まれて、充実した日々を過ごしました。作品の上映にとどまらず、アニメ関係者と交流できる場としての機能を果たすことができたのは、何よりの収穫でした。
アーティスティック・ディレクター:数土直志氏 コメント
映画祭の第1回は、多くの作品、ゲスト、そして参加者の皆様に助けられ大変な盛り上がりをみせました。これを第2 回につなげ、さらにアニメーションの可能性を追求します。「国境」「ジャンル」「表現手法」、全ての境界を超えることでアニメーションの現在を一望する。「何でもある」を目指します!それがANIAFF です。2026 年11 月の第2 回をよろしくお願いいたします。

あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル
11月13日(金)~18日(水)
会場:ミッドランドスクエア シネマ、ミッドランドスクエア シネマ2、などの上映施設ほか5カ所を予定






